子供の頃からずっと飼いたかった猫…。
 とにかく私は猫が飼いたかった。

  でも小さい頃は小鳥を飼っていたので、
 どうしても猫を飼う許可を両親からもらえなかった。

  猫はあちこちで爪を研ぐ。臭い。
etc、etc…。

  挙句の果て、どうしても欲しいのなら、
 さっさと結婚して飼え!とまで言われた。

  事あるごとに何度か飼いたいと両親に頼んだが、
その度にありとあやゆる何癖を両親から
つきつけられて結局諦めた。

  それから何年か経って私は結婚した。

  結婚当初はマンションだったので、
 猫は飼えなかった。
 その間にたくさんの捨てニャンコとであって
サヨナラしてきた。

結婚して更に9年過ぎた。
色々家の事情があって引っ越す事になり。
 一戸建てに引っ越した。

 ”やった〜!これはチャ〜ンス!
相棒に飼う許可をもらおう!!”

  相棒は猫が大好きだ。
 飼える環境になったから、
 すぐに許可が下りると思っていた。

  が、甘かった。

 ”ダメ!”
 ”なんで?”
 ”あんたには面倒見れないから。”

↑こういうやり取りが2〜3ヶ月続いた。
いやいや。マンションに暮らしている時から
 ず〜〜〜〜〜〜〜っとしているので、
 交渉期間は約9年か…。

  ダメ!と言われても
しつこく交渉した。
 だってどうしても飼いたかったから。

そしてある日。
とうとう相棒が折れた。

 ”そこまで言うのなら飼ってもいいよ。
  ただし!卒免一発合格したらね。
一発合格したら、ご褒美で飼ってよし!”

  許可をもらったとき私は免許を取っている
 真っ最中だった。
(詳しくは教習所日記をお読みください。)
  ”え〜〜!
   卒免一発合格?
仮免で1回落ちてるのに?
絶対ムリダァ〜。”
  ”本当に欲しかったら、一発合格できるはず。”

  相棒が言う事はもっともだったので、
その条件をのんだ。
 本当の本当に欲しかったから。

  それからと言うもの、
今まで以上に頑張った。
 大学受験の時よりも頑張った。(汗)
 ”高校生の時に免許を取る時ほど努力していれば
 大学に合格できただろうに…。
したら、
自分の人生変わっていたんでなかろうか?”
と思ったくらいだ。(核爆)

その結果。
実技試験はギリギリだったけれど、
何とか一発合格した。

”わから〜〜〜〜ん!”と
半泣きで叫びながら勉強した学科も
何とか理解できた。
おかげさまで免許試験場で受験した学科試験は、
肩すかしをくらったような感じで
楽勝で合格した。

人間、何事も諦めずに努力すれば、
必ず実は結ぶんだと
痛感した出来事でありました。

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